シーボルトハウスとアジサイの花

2014年8月13日 - コメントを残す

先日、アムステルダムから列車で30分、ライデン、シーボルトハウスとライデン大学植物園に訪問してきました。通常のツアーでは、時間も限られるので、あまりゆっくりできないのですが、今回はお客様のご希望もあって、ゆったりと見学出来ました。シーボルトハウスは、シーボルトがオランダに戻ってきた後、日本の研究を続けた場所として有名ですね。

ajisai  shokubutsu

たくさんの調度品、植物、動物を日本から持ち帰り、日本の研究に没頭したわけですが、その代表的な存在がアジサイですよね。オランダ語ではHortensia(ホーテンシア)と呼ばれますが、俗に、Otaksa(オタクサ)とも呼ばれています。言葉の由来は、日本に残してきた日本人妻、瀧の名前をとって付けたもの。何ともロマンチックなお話です。お瀧さん?とでも呼んでいたのでしょうか?そのアジサイを、シーボルトが標本にしたものも展示されています。う~ん、ステキだな、と思いつつ、ふと思う…。シーボルトは何色が好きだったんだろう???標本を見る限り、色あせて実際の色まではわからない。そこで、よ~く調べてみると、好きな色は「青」。ということは、彼のイメージする妻の色は、清楚な青だったってことか。実際のところ、日本の土壌が酸性だから、青だったのでしょうね、なるほどね。そこで花言葉を調べてみると、うん?「移り気」、「浮気」、「高慢」、「冷淡」、「辛抱強い愛情」、「元気な女性」、「家族団らん」…。う~ん、移り気、浮気、高慢、冷淡ってねぇ…。たぶん、彼のイメージするものは最後の3つ、「辛抱強い愛情」、「元気な女性」、「家族団らん」だったのでしょうね。家族団らんかぁ~。遠いオランダの地で、夢見てたのかな?

bento box  Butsugu

長崎の出島で、医療の往診をする際、往診料は受け取らず、患者からは植物、動物を受け取ってたシーボルト。日本人医師とは植物の標本を交換して研究に励んでいたとか。標本以外にも、大変珍しい、調度品をオランダに持ち帰ってきたのは、それだけ日本に興味が深かった証拠ですよね。漆と寄木細工でできた豪華な弁当箱や、面白いところでは仏具まで…。今では、オランダのお宝ですね。

sakura

皆様も、オランダ旅行のプランに、ライデンの街も入れてみては?日本から連れてきた、愛犬、サクラ。標本になって、今でも出迎えてくれますよ!

ステキなライデンの街や、オランダの田舎、日本人ガイドがご案内します!詳しくはアムステルダムクラブのホームページから。

www.ams-club.com

 

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